2023年度
2023年度 9月の審判トレセン
9月17日 徳島県サッカー協会会議室で、今年5回目の座学研修が実施されました。
今回の取り扱いテーマは、競技規則(第6条 その他の審判員、11条 オフサイド、12条 ファウルと不正行為)でした。
研修会場では初めて参加の方やユース審判員の姿もあり、インストラクターからはテーマに沿って競技規則の内容を学習して頂きました。
「オフサイド」について、競技規則で確認しながらオフサイドポジションとオフサイドの反則、オフサイドの反則ではないケース、反則と罰則について理解して頂きました。
オフサイドポジションにいることになるのは、頭・胴体もしくは足の一部でも、相手競技者のハーフ内にある。または、競技者の頭、胴体もしくは足の一部でも、ボール及び後方から2人目の相手競技者より相手競技者のゴールラインに近い位置にあることである。しかし、オフサイドポジションにいることは、反則ではない。オフサイドの反則として、ボールが味方競技者によってプレーされたか触れられた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、プレーに関わっている場合(ボールをプレーするだけではなく、相手競技者がボールをプレーする、またはプレーする可能性を妨害する、行動が相手競技者に影響を与える等)のみ罰せられる。主審は、反則が起きたところから間接フリーキックを与える。オフサイドポジションにいる競技者は、相手競技者が意図的にプレーしたボールを受けた時 、意図的ハンドの反則を犯した場合を含め、利益を得たとはみなされない。 ✳︎以上競技規則より抜粋
教材となる映像を視聴しながら、「オフサイド」について判定テスト33問を実施して頂きました。自身の回答の正誤に声が上がる場面も見られました。
ハンドの反則を判定するにあたり、「腕の上限は、脇の下の最も奥の位置までのところであること」や、「競技者の手や腕にボールが触れることのすべてが、反則にはならない」ことを理解して頂き。映像教材で、ハンドの反則となるかどうかを参加者全員で確認していきました。
参加者の競技規則についての理解度を知るため、映像をみて各自の判定を記入してもらいました。競技規則テストでは、映像の事象は「反則か否か、反則の種類は?懲戒罰の有無(ノーカードorイエロー・レッド)」を記入して頂き、解答を見ながら自己採点して頂きました。
研修の最後には審判員のシグナル(副審編)についての実技指導もしました。
参加者各自に試合中に副審が使用する旗(フラッグ)について、シグナルの仕方について指導しました。7月の研修時の復習も兼ねて、まず副審がシグナルするのはどんな時かを知り、実際に主審に送るシグナルについて実践してもらいました。
今回の研修も参加者からインストラクターへの質問が飛び交う学びの時間となりました。
審判トレセンを受講していただくことで、サッカー経験者でなくても、競技規則や映像を使った研修で学び、試合で審判員として活動ができるようになっていきます。練習試合での実技研修も開催予定です。実際の試合時にもインストラクターの指導を受けられるので、安心して自分のペースで上達していけます。